若者は何も考えてない

情報を小出しにしていきます。

温泉で知らん人に話しかけられた

今日は温泉に行った。浴室で知らないおじさんに話しかけられた。「あんたええ体しとるなー。何かスポーツでもやってるん?」

俺は「バレーボールをしてます」、とレシーブのジェスチャーをやって見せたが、全くの嘘である。

「やっぱりなー、足が長いと思ったんよ」

まんざらでもないが、罪悪感が全然勝った。もしこの場に自分の知り合いがいたら「嘘つくな!!」とボコボコにされていたことだろう。

にこやかに話してくれたそのおじいさんは、昔柔道をやっていたようだ。他の部活の大会にピンチヒッターとして試合に出たこともあるという、スポーツ万能だったエピソードを披露してくれた。僕は人見知りなので、早く帰りたいと思ってしまった。

しばらく話をして、備え付けのボディソープで体を洗った後、僕はおじいさんより先に浴室を出た。着替えているとおじいさんが浴室から出てくるのが見えた。お風呂を上がるタイミングが被ってしまった。また着替え中に話かけられるのかもなーとか思って構えていたら、眉間にシワを寄せたおじいさんが一言

「アンタ、ボディソープ元の位置に戻し忘れてたで」

僕にそれだけを言い残し、再び浴室へと戻っていった。

 

ええええええ!!?さっきまであんなに楽しく話してましたやん!?浴室出たらそんなドライなん!!?アナタの感情の境界線って浴室の入り口にあるん?

そりゃボディソープの件は完全に僕が悪いですけど…

ちょっとほっこりしてた矢先の出来事なので知らん人と話すのもっと怖くなったわ…